小堀理のブログ

創作とエッセイ、またその断片

創作

マジでやばい夢 処刑

私の同僚である美香子ちゃんは少し仕事をサボっていたらちょっと来なさいと上司に言われた。上司はビルに囲われた中庭に美香子ちゃんを連れて行くと、中庭の広い空間に向かって敬礼した。美香子ちゃんはひどく狼狽えた。というのは、上司が敬礼した先には銃…

とある乱痴気騒ぎ

突然、弾けるような爆発音とともに興奮の叫び声が口々に発せられ、マリ子は思わず読書のために伏し目がちだったまぶたを上げた。 見ると、目の前に濃霧のような灰色の煙が立ちはだかり、男たちがその渦の中で熱狂している。ハッカ油を焦がしたような硝煙の匂…